takanaoの作業ログ

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netbsd on Raspberry Pi 2 日記(2)

インストール

ブート

ブートできるmicro SDができたので、Raspberry Pi 2に、micro SDと電源とHDMIとEtherケーブルをつけてブートする。

micro SDは、FAT領域と、netbsd領域に区切られるようで、FAT領域側にブート時のkernelなどが、格納されている模様。

電源を入れると、miscro SDにうまくイメージが書けていれば、HDMI接続したディスプレイに、ブートメッセージが出る。 初回起動時に、micro SDの容量に合わせて、netbsd側のファイルシステムを拡張するので、初回のブートは時間かかる。 ファイルシステムが拡張されると、再起動してインストールは終わり。あっけないほど簡単。

再起動後は、ether接続したネットワークに、DHCPサーバがいれば、dhcpで払い出されたIPアドレスをとってきた状態で 起動しているので、ここから色々修正していく。

hostnameなどの設定

起動時には、hostnameがarmv7になってたりとかするので、修正する。

netbsdだと、大抵の設定は、/etc/rc.confから変えられるので、ここを変えていく。 が、他の方法でも設定できるので、好きな方法でどぞ。

/etc/rc.confの修正箇所

rc_configured=YES
hostname=ホスト名
defaultroute=デフォルトゲートウェイのアドレス
dhcpcd=NO (IPアドレスを固定で振る場合dhcpclientは止めとく)
mdnsd=NO (mdnsresponderはいらなそうなので止めとく)
no_swap=YES (ブート用のmicro SDでswapしたくないので、一旦止める)
savecore=NO

IPアドレス設定

ifconfigすると、NICは、usmsc0という名前に見えていたので、いじっていく。

/etc/ifconfig.usmsc0

192.168.10.11 netmask 255.255.255.0 media autoselect

ちなみに、例えば、これも、 rc.confに、

ifconfig_usmsc0="192.168.10.11 netmask 255.255.255.0 media autoselect"

と書いても良いはず

リゾルバの設定

/etc/resolv.conf

nameserver DNSのアドレス

タイムゾーン

タイムゾーンUTCになっているので、JSTにする

# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

ユーザ追加

インストール直後は、rootユーザしかなくて、リモートログインできるユーザがいないので管理用のユーザを追加しておく

# useradd -m ユーザ名
passwd ユーザ名

追加したユーザは、suできるように、/etc/groupを編集して、wheelグループにユーザ名を追加しておく。

rootのパスワード設定

初期状態だと、rootのパスワードがないので、rootのパスワードを設定しておく

# passwd

再起動すると、ホスト名が変わって固定IPアドレスで起動するので、追加ユーザでログインしてみる